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G-雑記

社会人のたまに更新されるぼんやりとしたブログ

となり町戦争 三崎亜紀 集英社文庫

となり町との戦争事業という、普段全く考えられないことが起こり、
戸惑いながらもそれを受け入れ、参加する主人公。

もっと反対とか、何かアクションは起こさないのかと少し疑問。
(あまりにも素直に参加したのが不思議。)


直接人を殺すわけでもなく、そういったシーンを目の当たりにするでもなく、
戦争は着実に進んでいく。
何も感じられないなか、戦死者だけは増えていく。

そんな不思議な戦争、考えられるだろうか。
自分のこととして、受け入れられるだろうか。

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2008年度 読書まとめ

また書いた後で消してしまったorz

2008年度に読んだ本を羅列します。並べ方は本棚の右から。

・チーズはどこへ消えた?
・サウジアラビアを知るための65章
・頭のよくなる四時間睡眠法
・女は男のそれをなぜセクハラと呼ぶか
・さおだけ屋はなぜ潰れないのか
・バカの壁
・人は見た目が9割
・国家の品格
・テレビの嘘を見破る
・説得の法則
・不幸論
・勝者の思考法
・「超」整理法
・続「超」整理法・時間編
・詭弁論理学
・知的好奇心
・ゾウの時間・ネズミの時間
・理科系の作文技術
・精神科医になる
・犯罪精神医学入門
・数学受験術指南
・私のミュンヘン日記
・ベースボールと日本野球
・まともな人
・となりのクレーマー
・すべては脳からはじまる
・世界の日本人ジョーク集
・学力があぶない
・読書力
・大学生のためのレポート・論文術
・知的経営のすすめ
・速読法と記憶法
・上司は思いつきでものを言う
・日本人大リーガーに学ぶメンタル強化術
・少年法
・死神の精度
・マスコミ報道の犯罪
・容疑者Xの献身
・落語的学問のすすめ
・4TEEN
・うつくしい子ども
・蜘蛛の糸・杜子春
・四畳半神話体系
・夜は短し歩けよ乙女

以上、44冊。
タイトルを見てわかったことは、内容をあまり覚えていない本が多いこと。
小説は大体覚えてるんですが、新書は覚えてるのと覚えてないのがあります。
一番面白かった本は「容疑者Xの献身」でした。
来年度はもっとしっかり内容を覚えられるように読書法を考えたいと思います。

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少年法―基本理念から改正問題まで (中公新書) 沢登 俊雄

理系なので法律とかに疎いのですが、少し興味のあった少年法の本を読んでみました。

内容が自分にとって新鮮なものが多く、12枚も付箋をはってしまいました。
(普段は多くて5~6枚くらい)
新しく知ったの一番大きなことは、少年法は「処罰」を与える法律ではなく、
「更生」のための法律であるということ。
そういう意味で言うと、確かに大事なものである、と思います。

私は少年法に関して、どちらかというと反対派なので
あまり快く最後まで読めませんでしたが、この本自体は
自分に新しい視点をあたえてくれた、とてもいい本でした。

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死神の精度 (文春文庫) 伊坂 幸太郎

顔がドクロは死神ではなく、一般的な人間と同じ容姿をしている死神。
知識が乏しいが故に人間からすると「はぁ?」といわれるような
疑問を持ってしまう、客観的に見るととても愉快な死神。
達観した人間のような死を恐れず、いつもクール(?)な死神。

今度ミュージックショップに行って探してみようかと思います。

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夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫) 森見 登美彦

「先輩」と「彼女」との間の微妙な距離感と、
近づきたいのに近づけない「先輩」の必死さ、
「彼女」のスルースキルの生み出すおかしなお話。

2人の視点がめまぐるしく入れ替わったり、
しばらく片方だけで進んだりすることにな慣れるのに少し時間が掛かりました。
基本的な見分け方は口調と一人称。

ありえそうでありえなさそうな話、
オチがもうちょっと普通だったらよかったんですが。
(自分としてはあまり変なオチは欲しくなかったです)

この人の小説は登場人物に無駄のないところがすごいと思います。

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